ダウンジャケットは自宅で洗濯できる?失敗しない正しい洗い方は?

ダウンジャケットをクリーニングに出すと結構なお値段がしますよね。
でも洗濯表示のタグをよくよく見ると「手洗い可」のマークがあったりして、「なら自宅でも洗えるんじゃない?」と思うことでしょう。
最近では「ご家庭で洗えます」を売りにしているダウンジャケットもありますが、それを含めて失敗しない洗濯方法をまとめました。
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ダウンジャケットは洗濯機で洗っていいの?
基本的にはクリーニング店におまかせした方がいいかと思いますが、かかる値段の割に汚れが落ちてなかったりしてお財布も心もがっかり…ということもありますね。
でも、洗濯機で洗うのはやはりおすすめしません。
中のダウンがちぎれたり折れたり飛び出してしまうようになったり、場合によってはふっくら感が失われてしまうこともあります…。
ですが、「手洗い可」マークがついていれば家でも十分洗えます。
ダウンジャケットは洗濯機ではなく、少々面倒ではありますがやはり手洗いしましょう。
ただ、やり方によってはやはりダウンが飛び出るようになってしまったり、つぶれてしまったりするので、そこは十分な注意が必要です。
ですので、ここでは手洗いについて説明します。
以下に手順を記しますが、あくまで自己責任で行ってください。
正しい洗い方・手順、乾燥方法は?
まずは洗濯用石鹸、古い歯ブラシ、おしゃれ着洗い用洗剤、柔軟剤を用意します。
汚れの気になる部分に軽く水をふり、洗濯石鹸をその部分に軽くこすりつけて、歯ブラシでそっと汚れを落とします。
後ろ側の襟や袖口(皮脂が付きやすい裏側もチェック)、女性の場合はファンデーションや口紅が付きやすい襟元などがここでの主な洗濯箇所です。
シミがあればその部分も忘れずに。
このとき、一方向にだけブラシをかけるようにしてください。
ゴシゴシと強くこするのもNGです。
次に、おしゃれ着用洗剤を洗面台か、ダウンジャケットが入り切らないようなら洗濯機に使用量分入れ、ぬるま湯を張ります。
そのままでは浮いたままになってしまい洗濯ができませんので、ダウンジャケットを軽くたたみ、空気を押し出すように、もみ洗いの要領で洗います。
そうすると洗剤液がダウンに十分含まれ、底に沈みます。
そのまま5分放置してください。
その後、洗濯機で脱水を1分程度かけ、今度はぬるま湯だけですすぎます。
これももみ洗いの要領です。
ダウンがたっぷりと洗剤液を含んでいるので、繰り返し行ってください。
最後に柔軟剤を溶かしたお湯に軽く浸してから水気を押し出し、再び脱水を1分。
中のダウンが寄ってしまっているようなら軽く叩いて広げながら丁寧に形を整え(ここが重要!)てハンガーに吊るし、室内、できれば暖かい部屋で、じっくり時間をかけて乾燥してください。
やっちゃいけない注意点は?
ファーが取り外し可能なものはファーを外します。
ただ、ファーが外れない、皮革部分がある、というようなものは自宅での洗濯は諦めた方が無難でしょう。
すすぎのときは、ダウンの中に洗剤が残りがちなので、水を換えて繰り返し押し洗いしてください。
このとき、早く水気を取ろうとしてぎゅうぎゅうと押したりしてはいけません。
あくまで優しく押してください。
中のダウンが乾燥するまでしばらくかかりますが、乾燥機を使うとダウンが寄ってしまうことがあるので、やめた方がいいでしょう。
脱水のかけすぎにも注意が必要です。
さいごに
丁寧に扱えば、家でもダウンジャケットは洗濯できます。
このやり方ならダウンが固まったり寄ったりせず、ふんわりと仕上がります。
毎日のように着ていてもなかなか洗濯しないダウンジャケットですが、たまには洗ってあげて、気持ち良く着たいですね。