北野天満宮の梅花祭2018年の日程は?見どころやアクセス情報も

京都府にある北野天満宮で開催される梅花祭は、地域ではもちろんのこと、多くの人が楽しみにするお祭りです。
そこで、北野天満宮の梅花祭の見どころや、2018年の日程などについて調べてみましたので、参考にしてみて下さい。
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北野天満宮の梅花祭とは?
「天満宮」とつくところは、全国に1万2千ほどあると言われていますが、それらの主祭神は菅原道真公です。
この菅原道真公を偲び、祥月命日に執り行われるのが梅花祭です。
つまり、全国の天満宮にとって、その日は特別に大事な日ということになります。
実際、いくつかの天満宮のサイトを見てみましたが、何かしらの神事があるようです。
では、なぜ京都の北野天満宮の梅花祭が人気なのかというと、北野天満宮は菅原道真公と深い関わりのある天満宮の1つだからです。
菅原道真公は平安時代の貴族で、大変に勤勉であったそうです。
だから、「学問の神様」として知られているのですが、反面、政治に携わる菅原道真公のその能力を良く思わない人もいました。
それが政権の争いが起こった際に罪を被せられ、福岡にある太宰府へ左遷となりそのまま亡くなってしまいます。
その後、都では落雷や疫病などの被害が相次ぎ、「菅原道真の祟では」と噂が立ち、朝廷は菅原道真公を祀るために北野天満宮を造営しました。
そのためか、北野天満宮で執り行われる梅花祭では、特殊神饌が献供されます。
北野天満宮の梅花祭 2018年の日程
梅花祭は、菅原道真公の祥月命日とお話しましたが、その日は2月25日です。
ですので、2018年の梅花祭も、2月25日の土曜日となります。
次の見どころの項で触れますが、大きくみて2つの行事が梅花祭での見どころとなり、それらが開始されるのは、例年10時頃からとなっているので、2018年も同じかと思います。
ただ土曜日ということもあり、混み合う可能性が考えられます。
北野天満宮の梅花祭の見どころ
梅花御供
最初の項で、特殊神饌が行われるとお話しましたが、それが梅花御供(ばいかのごく)です。
900年ほど続くものです。
この神事の特徴は、お米を蒸して大小2つの台に盛る大飯と小飯、白梅・紅梅の小枝を挿した紙立(こうだて)が捧げられます。
白梅・紅梅は男性と女性を表していて、それぞれの厄年である42本の白梅と33本の紅梅が供えられます。
当初、この神事には菜種が用いられてました。
それは、菜種が宥めの語感と近いことから、鎮魂の行事に最適とされていたのです。
ですから、この時は「菜種御供」と言われる神事でした。
それが新暦での行事となり、ちょうど梅の時期と重なることから、菅原道真公を象徴する花である梅が使われるようになり梅花御供となりました。
ですが、今でもこの神事を執り行う神職は、菜種を身に付けることで菜種御供の形も残されています。
梅花祭野点大茶湯
三光門前広場にて行われるものですが、豊臣秀吉が境内で主催した北野大茶湯が元となっています。
これでは、自慢の茶道具の公開をする場も設けられましたし、お茶の心得がある人は、身分を問わずまた道具も問わず茶湯を行って良いとされたそうです。
むしろ、この条件で参加しない場合は、以降は茶湯を行ってはいけないとされました。
そのためか、近隣から千名を超える参加者があり、盛況だったのですがこの1回で終了してしまいました。
それが菅原道真公が亡くなって1050年目にあたる昭和27年に、梅花祭野点大茶湯として行われ、それからは恒例のものとなりました。
この茶湯は、上七軒の芸妓さんたちが奉仕でお茶を立て、振る舞ってくれることで有名となり、昨今は三連券を購入する必要があります。
料金は1,500円で、1月25日より北野天満宮にて先着3,000名で配布されます。
これがあると、野点に参加できるだけではなく、宝物殿の拝観や撤饌の引換ができます。
当日にも三連券の購入は可能なようですから、行った際には参加してみたいですね。
北野天満宮の梅花祭のアクセス情報
北野天満宮へのアクセス方法は、次のものがあります。
車の場合
- 名神高速道路南インター下車 約30分
- 名神高速道路東インター下車 約30分
梅花祭時は、北野天満宮の駐車場は利用できませんので、周辺の有料駐車場を利用する必要がありますので注意して下さい。
公共交通
- JR京都駅ー市バス50101系統に乗車
- JR、地下鉄二条駅ー市バス55系統
- JR円町駅ー市バス203系統
- 地下鉄今出川駅ー市バス51、102、203系統
いずれも「北野天満宮前」にて下車
他にも公共交通を利用してのアクセス方法があります。
詳しくは、北野天満宮の公式サイトにて確認されることをおすすめします。
参考:アクセス | 北野天満宮
さいごに
北野天満宮にある梅苑には、約50種類もの梅が1000本ほどあり、3月末くらいまでは楽しめるのですが、梅花祭が行われる2月25日頃には見頃となっていますから、こちらも立ち寄りたい場所です。
10時から16時で公開されていて、大人700円(中学生以上)・子供350円の入場料がかかりますが、茶菓子付きとなっています。
咲き誇る梅を愛でつつのお茶…といきたいところですね。