引越しでパスポートの住所変更って必要なの?本籍が変わった場合は?

パスポートは申請も変更も時間や手間がかかりますね。
引越し後いざ必要になったときに慌てないように、時間のあるときに変更手続きを済ませておきたいものです。
変更が必要になった場合は、現在持っているパスポートを返納し、新たに有効期限5年または10年のパスポートの発給申請するか、返納パスポートと残りの有効期限が同一の新たなパスポート(記載事項変更旅券)を発給申請するかのいずれかの手続きを行います。
パスポートの記載事項変更が必要なときとそうでない場合、変更に必要なものをまとめました。
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引越ししたらパスポートの住所変更って必要なの?
そもそもパスポートには住所を記載する欄がないため、特に住所変更などの申請は必要ありません。
パスポートの最終ページにある「所持人記入欄」の古い住所を二重線で消し、新しい住所を記入するだけで大丈夫です。
結婚して名前や本籍が変わった場合は?
婚姻や養子縁組等により、戸籍上の姓が変わった場合、本籍の都道府県が変更になった場合は、変更の申請が必要です。
その他、
- 家庭裁判所の許可を得て、戸籍上の姓または名を変更した場合
- 国際結婚により配偶者の姓を別名として追記する場合
- 家庭裁判所の審判により、性別の取り扱いの変更をした場合
- 戸籍上の生年月日の変更があった場合
には、それぞれ申請が必要になります。
パスポートの変更・再発行で必要なものは何?
変更、再発行に必要なものは以下のとおりです。
一般旅券発給申請書(記載事項変更用)1通
原則として各都道府県のパスポートセンターに申請用の必要書類があります。
都道府県によっては役所に申請用紙と申請案内が置いてある場合もありますので事前に確認してください。
申請日前6カ月以内に発行された戸籍抄本または戸籍謄本1通
同一戸籍内の家族が複数同時に申請する場合でも、1通で大丈夫です。
本籍地の区市町村で申請して取得してください。
本籍地が遠い場合、郵送での入手も可能です。
詳しくは本籍地の区市町村に問い合わせてください。
パスポート用の写真1枚
・提出の日前6カ月以内に撮影されたもの
・本人のみが映っているもの(首のすわっていない赤ちゃんなどは、あおむけに寝かせて上から写真を撮ったもの、あるいは抱いて、更に背景に影や抱いている人が映らないように布をかぶるなどして撮影したもの)
・帽子をかぶっておらず、正面を向いたもの
・背景(影を含む)がないもの(白髪の方は背景がなるべく濃いもの)
・サイズはふちなしで縦45mm×横35mm、配置は頭頂部の位置が4mm±2mm、頭頂部からあごまでが縦34mm±2mmに収まっており、更に顔の中心が横17mm±2mmに収まっているもの
※写真は渡航中所持者の身分を唯一証明するものであるため、非常に重要です@撮り直しにならないよう、確実にサイズの合ったものを用意しましょう
・6カ月以内に発行された住民票の写し(各自治体が住民基本台帳ネットワークシステムに対応している場合は不要ですが、区市町村が対応していても、住民基本台帳ネットワークシステムによる情報検索を希望しない場合は必要になります)
パスポート
有効なパスポート1点
国際結婚で姓が別名の場合
国際結婚により配偶者の姓を別名として登録する場合は、スペルの確認のため、配偶者のパスポートまたは外国政府発行の婚姻証明書等
代理人が申請する場合
代理人が申請する場合、申請者本人の署名がある申請書および代理人自身の本人確認書類(運転免許証など)
手数料(収入印紙代)※受け取りの際に必要
- 有効期限10年(申請日に20歳未満の場合は不可):都道府県収入印紙2,000円+収入印紙14,000円=16,000円
- 有効期限5年(12歳以上)都道府県収入印紙2,000円+収入印紙9,000円=11,000円
- 有効期限5年(12歳未満)都道府県収入印紙2,000円+収入印紙4,000円=6,000円
さいごに
パスポートの変更手続きには意外と準備に手間がかかることが分かりました。
急な渡航などに備えて早めに変更手続きを済ませておきましょう。
なお、代理人が申請することは可能ですが、受け取りはたとえ赤ちゃんでも、必ず申請者本人が出向かなければならないことは覚えておいてください。