お彼岸のお供え物でオススメのお菓子や果物は?金額の相場は?

日本独特の風習は多くあり、お彼岸の墓参りは代表的なものではないかと思います。
ですが、知らないこともたくさんありますよね。
そこで、お彼岸に関するよくある疑問の中から、3つを取り上げてお答えします。
参考にしてみて下さいね。
[ad-kiji-1]
お供え物でオススメのお菓子や果物は?
お彼岸で墓参りや、実家へ行ってお参りする際には、何かしらのお供えを用意するわけですが、どんなものが良いのか悩む人も少なくありません。
一番なのは、故人の好きだった物なのですけど、結局、下げて食べるのは実家の家族や集まった親戚なわけですから、その人たちの口に合う物が良いかと思います。
ただ、お彼岸には定番のお供え物があります。
それは、春のお彼岸には牡丹餅、秋のお彼岸にはおはぎです。
どちらも物としては同じなのですが、一般的に牡丹餅はこしあんで、おはぎは粒あんとなっています。
どうしてお彼岸の定番がこれなのかというと、あんの材料である小豆の色は、昔から厄除けの色として大事にされていて、先祖供養のお供えとしても家族・親戚で食べる物としても最適だったわけです。
また、昔はおはぎや牡丹餅のような、お砂糖を大量に使う甘い食べ物が貴重であり、お彼岸で集まった親戚へご馳走として振舞われたものなのです。
今ではあまり好まれない牡丹餅やおはぎですけれど、お彼岸用として数個でも用意すると良いかと思います。
あとは、お土産物としてよくあるお菓子や、お彼岸用で用意されることのある果物のセットで充分ですよ。
金額の相場はいくらくらい?
お供え物で持って行くお菓子や果物は、どれくらいの金額が相場なのかも知りたいところですよね。
これは、大体3千円か5千円くらいで用意される人が多いようです。
お菓子と果物の合わせてで、この相場と考えて良いかと思いますが、必ずしも両方を用意しなければいけないわけではないので、例えば他の親戚がよくお菓子を持ってくるのであれば、こちらは果物で…としても良いでしょう。
集まる親戚が多い場合、お菓子や果物が多くなると大変でもありますから、物ではなくお金で用意するのも失礼にはなりません。
その時には香典用などの不祝儀袋にお金を入れ、表書きには「御仏前」か「御供物料」としましょう。
こちらに入れるお金の相場も、お供え物と同様に3千円か5千円で構いません。
お彼岸のお供えで気をつけること・注意点は?
特にお墓へお参りに行く場合で、お供えに注意したいことは、きちんと持ち帰るようにすることです。
霊園などによっては、管理をする人が見回り、下げてくれることもあるのですが、お彼岸の時期はお参りも多くなり、管理しきれないこともままあります。
そうすると、カラスなどがお供えを狙い、荒らしてしまうことでお墓を汚してしまう心配があるのです。
また天気によっては、お供え物が早々に傷んでしまうこともあります。
そうすると、臭いもしてきますし、虫も湧いてきて近隣住民へ迷惑となります。
持ち帰らないことで次に心配になるのが墓石への影響です。
例えば、カラスなどがお供え物を突いたりすると、くちばしで墓石に傷がついてしまうこともあります。
そうすると、雨や雪がしみこみ、もろくなってしまうこともあります。
傷んだお供えが、墓石の色を変えてしまうこともあるのですが、長くそのままにしていると、やはり墓石がもろくなる原因にもなります。
もう1つの注意としては、ろうそくや線香を火のついたままでおいてくると、お供え物へ引火してしまう危険性もあります。
以上のような理由から、お供え物は置いてこないように注意をして欲しいと思います。
さいごに
お彼岸だからといって、なかなか実家へは帰ることができない…そんな人もきっといるでしょう。
でも、お参りをしたい気持ちがあるのならば、それを帰ること以外で表してみてはどうでしょうか。
お花や果物は、配達でお願いすることもできます。
実家の近場でも、配達を引き受けてくれるところはあるでしょうしネットで贈ることもできます。
また、お線香やろうそくを送り、お彼岸用で使ってもらうのも良いのではないでしょうか。