愛知県の犬山祭2018年の日程は?見どころやアクセス情報も

Photo: IMG_7235 by Yohei Miyata

Pocket

愛知県犬山市で毎年開催される犬山祭は、犬山市を含めた濃尾の総鎮守である針綱神社(はりつなじんじゃ)の春季祭礼で、国の重要無形民俗文化財に指定される伝統的なお祭りです。

この地域では車山(やま)と呼ばれる山車が特徴的で、これが祭りの見どころの1つとなっています。

そんな犬山祭の詳しい見どころや日程などを紹介します。

[ad-kiji-1]

犬山祭とは?

犬山祭の起源は1635年、針綱神社の祭礼の時に、下本町が馬の塔を魚屋町が茶摘みの練り物(御神輿や山車などによる行列)を出していたことが始まりとされています。

1614年には、下本町が現在あるような車山で人形からくりを奉納するようになり、江戸時代に入り中期頃には現在の犬山祭の原型として、できあがっていたそうです。

実際、2018年の犬山祭で383回目となりますから、伝統的なものを受け継いできたと言えます。

ここまで町の人々に犬山祭が大事にされているのは、かつての時代で犬山城城主と町の人々の関係性が、非常に良好であったからではないかと思います。

元々町家主体の城下町だった形態に、江戸時代に入って入城した成瀬氏は、町家を取り囲むように武家屋敷を配置して、現在のような街並みにしました。

また、各町内と取りまとめていることに対し、町代へ若干の扶持(本来は主君から家臣に渡す給与のようなもの)を渡していました。

これに対して各町は、祭礼のための費用を税として徴収し、町衆組織で祭りの運営をしてきていて、今でも同じように成されています。

犬山祭2018年の日程

針綱神社の祭礼で行われる犬山祭は、毎年4月の第一土曜・日曜にあり、2018年は4月1日2日になります。

この祭りでは、一日目を試楽祭(しんがくさい)二日目を本楽祭(ほんがくさい)として執り行われます。

二日間のタイムスケジュールについては、2月現在ではまだ発表されていませんので、2016年の犬山祭でのタイムスケジュールを参考までに紹介します。

試楽祭

・8時~9時 各町の13輌の車山が針綱神社に向かいます
・9時40分~10時40分 車山が針綱神社に集結します
・12時~15時30分 各車山が順番にからくりを披露します

披露後、一年を表す365個の提灯に載せ変え、神社組と駅前組の二手に分かれます。

18時頃に提灯が点灯されて、城下町へと運行が始まり21時45分頃に各町内へと帰ります。

本楽祭

・8時~8時30分 各町の13輌の車山が針綱神社に向かいます
・8時40分~9時20分 €車山が針綱神社に集結します
・9時50分~14時30分 各順山が順番にからくり人形を奉納します

奉納後、北組と南組の二手に分かれます。

18時頃に提灯が点灯されて、城下町へと運行が始まり21時45分頃に各町内へと帰ります。

※提灯が点灯されて以降の運行は夜車山と呼ばれています。

犬山祭の見どころ

犬山祭の見どころは、まずは車山自体です。

犬山では東山(やま)と呼ばれていますが、曳き回しが行われる山車などの中では屋台に分類され、からくり人形が乗せられていることで、人形屋台となります。

Photo: 犬山祭 by -Ryo-

犬山の東山は、山東やからくり人形が、同じ愛知の名古屋東照宮祭の物と似ているのですが、名古屋の東山は二層なのに対して犬山は三層になっています。

これは、技術の高い名古屋の職人たちが手掛けているからなのですが、犬山の人々がより豪華な物を望んだそうです。

これも、城主との良好な関係性の現れであったようです。

ですので、比較するわけではないですけれど、名古屋東照宮祭の東山も知っていると、その気持ちの表れが少し理解できるかもしれませんね。

もう1つの見どころとしては、重さが5トン以上もある東山を運行する男たちが持ち上げ、方向転換を行う「どんでん」です。

一日目は夜東山で、二日目は昼夜ともの運行で見ることができるのですが、夜に点った提灯が揺れる様を見せるどんでんが、昼間のそれとは違った迫力があります。

犬山祭のアクセス情報

車でのアクセス

・名神高速道路 小牧IC下車、約30分

公共交通でのアクセス

・名鉄犬山駅下車、西口からメイン会場・犬山城前広場まで徒歩約20分

会場周辺は交通規制がありますので、車でのアクセスですと渋滞があるかと思います。

また、会場近くの有料駐車場も、すぐに満車になりますから、できるだけ公共交通を利用するか、少し離れたところに駐車する方が良いでしょう。

2016年の交通規制図がありましたので、下記にリンク先を載せておきます。

駐車場についても案内がありますので、参考にしてみて下さい。

参考:2016年交通規制図[PDFファイル]

さいごに

犬山祭で、ちょっと違う角度から見どころを紹介すると、時期的に桜が見頃であることです。

犬山城を中心に桜が多くありますので、うまくすると桜も楽しめます。

2018年の名古屋方面の桜開花予想は、2月現在では3月25日頃で、満開になるのが4月4日頃となっています。

お祭り期間中はちょうど良さそうです。

たくさんの屋台も出ますから、あとは良いお天気でお祭りを楽しみたいですね。

スポンサーリンク

関連記事

ページ上部へ戻る