相生ペーロン祭2018年の日程は?見どころやアクセス情報も

Photo By: Ndumiso Dlamini
兵庫県相生(あいおい)市で毎年開催されている祭りに相生ペーロン祭があります。
名将の響きだけですと、何だか可愛らしい印象ですね。
では、相生ペーロン祭はどのようなお祭りなのか、日程やアクセスなどの基本的な情報と、見どころなどについて紹介します。
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相生ペーロン祭2018年の日程
まずは日程についてです。
相生ペーロン祭は、毎年5月の最終日曜日に開催されています。
2018年5月の最終日曜日は28日で、今年も予定通りの日程で開催です。
前夜祭もあり、花火大会が行われます。
時間や会場などについては、下記の通りとなります。
5月27日(土) | 海上花火大会 19時30分~20時50分 相生湾 |
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5月28日(日) | 会場の部 9時30分~16時30分 相生湾特設コース / 陸上の部 10時00分~15時00分 相生市中央通周辺、相生市立体育館駐車場 |
花火大会では、5千発ほどが打ち上げられます。
花火となると夏を連想しますが、相生ペーロン祭の花火大会でも、やはり地域の人々は「そろそろ夏だな」と感じられるようですよ。
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相生ペーロン祭とは?
このお祭りの名称で、ペーロンとは一体何のことなのかが気になりますよね。
これは、白龍の中国読み「パイロン」からきているのではとされています。
というのも、相生ペーロン祭ではペーロン競漕がメインで行われるのですが、祭りの大元を辿っていくと古代中国での悲しい出来事で亡くなった人を慰めるため、ペーロン=龍船の競漕を行ったことが由来しています。
1655年、長崎港に寄港していた中国船が、強風により海が荒れ出航できなくなりました。
そこで、波風を起こしている海神を慰める手段として、中国で古くから伝わる龍船の競漕を港内で行ったのだそうです。
それが長崎に定着し、1つの行事として行われるようになりました。
長崎の龍船競漕が相生へと伝わったのは1922年頃のことで、その頃にあった播磨造船所に勤めていた長崎県出身従業員からとされています。
同社には天白神社という神社が敷地内にあり、の例祭として執り行われていました。
それが終戦後には、市・商工会議所・播磨造船所共催の祭りとして、相生港まつりが行われるようになり、1962年には相生ペーロン祭協賛会が結成され、翌年から相生ペーロン祭りとなりました。
現在、日本で行われる龍船競漕は、相生以外ですと長崎と沖縄のみで、貴重で伝統的お祭りと言えるでしょう。
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相生ペーロン祭のアクセス情報
2018年の祭りの詳細については、4月現時点では日程以外の案内はありません。
もう少し経ったらあるので、その頃にもう一度確認いただきたいのですが、例年ですと会場周辺の小学校などに臨時の駐車場が設けられます。
車で会場まで行く場合は、そちらをおすすめしたいのですが、かなり混み合うという口コミがあります。
実際、主催側も公共交通での会場入りを勧めています。
車でのアクセス
・山陽自動車道 龍野西IC下車 約15分
公共交通でのアクセス
・JR相生駅-神姫バス相生港行乗車-市役所前下車すぐ
駐車場など詳細の確認は下記サイトで。
参考:相生市公式サイト内
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相生ペーロン祭の見どころ
相生ペーロン祭の見どころは、なんといってもメインイベントのペーロン競漕です。
こちらも2016年に行われたものの情報で紹介となるのですが、オープンレースは9時30分から始まり、37チームが登場します。
このオープンレースはタイムを競うもので、銅鑼や太鼓のリズムに、息を合わせて漕ぐ様は見ている方も自然と力が入ってしまいます。
対して順位を競うペーロン競漕では、一般男子(1、2)と一般女子として予選が行われ、15時40分ころからそれぞれの決勝により優勝チームが決定します。
決勝ともなると、優勝という名誉をかけた迫力のあるレースとなるので、その展開に思わず息をのんでしまうなんてこともあるでしょう。
特に応援するチームがなくても、予選からレースを見ていたらお目当てのチームがきっとできるかと思います。
ですので、早い時間帯から見に行くことをおすすめします。
また、陸上の部の会場では、さまざまな団体のステージイベントやパレードを見ることができます。
2016年のプログラムでは、パレードにはJリーグチームのヴィッセル神戸も登場していますし、地元小中高のブラスバンドなども見られますよ。
さいごに
前夜祭として行われる花火は、さまざまなプログラムで打ち上げられます。
伝統的な花火もあれば、個性的なもの、音楽と花火のコラボプログラムというのもありますよ。
5月末の打ち上げ花火ですから、天候によっては少し肌寒くなる場合も考えられます。
夏場のような薄着よりは、ちょっとだけ暖かい服装で行った方が良いかもしれませんね。