豊橋祇園祭2018年の日程!打ち上げ場所や穴場スポットはどこ?

愛知県豊橋市で毎年開催されている豊橋祇園祭は、関屋町にある吉田神社の祭事です。
花火大会として知られていて、江戸時代の日本三大花火大会の1つでもありました。
ここが発祥のものもある、伝統的な豊橋祇園祭の日程や見どころなど調べてみましたので、お出かけの際の参考にしてみて下さい。
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豊橋祇園祭2018年の日程
毎年、7月中旬に4日間で開催される豊橋祇園祭ですが、2018年は7月20日(木)から23日(日)までとなっています。
この期間中に執り行われる、行事やタイムスケジュールは次のようになっています。
<7月20日>
子供笹踊り 15時~17時
<7月21日>
・宵祭り18時から
・神前花火奉納 18時30から 吉田神社境内 ※神前手筒花火、子供連花火、青年会花火
<7月22日>
・前夜祭 豊川河畔 昼の部18時から、夜の部昼の部終了後
<7月23日>
みこし渡御 17時 吉田神社出発 ※頼朝行列、饅頭配り、笹踊り
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豊橋祇園祭とは?
豊橋祇園祭の始まりは鎌倉時代の初め頃、吉田神社の神事として執り行われたものだとされています。
実は「祇園」というのは、大元は仏教信仰の1つなのです。
日本では、古事記などにも登場する素戔嗚尊(すさのおのみこと)と習合し、この神様を主祭神とする神社でも信仰の対象とされていました。
つまり、吉田神社の主祭神は素戔嗚尊です。
素戔嗚尊は、疫病を流行らせる神でもありました。
なので、疫病を流行らせないで欲しいと祈願する祭りとして、祇園祭が執り行われるわけです。
祇園祭が盛大なのは、素戔嗚尊を楽しませて疫病を流行らせない意味合いもあります。
豊橋祇園祭では、手筒花火を上げる習慣があるのですが、これは火による厄払いが手筒花火という形になったとされています。
この手筒花火は、愛知県でのお祭りにはよくみられますが、豊橋祇園祭が発祥であり吉田神社にもその碑があります。
江戸時代に入った頃からは平和的に火薬の利用がされるようになり、芸術的な意味合いも含めて大きな打ち上げ花火大会が開催されるようになりました。
豊橋祇園祭でも、それまで祭の時に小規模に仕掛け花火の一種が上げれていましたが、本格的な打ち上げ花火を上げる祭りになり、江戸三大花火大会の1つと謳われるようになりました。
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豊橋祇園祭のアクセス情報
<車でのアクセス>
・東名高速道路 豊川IC下車 約20分
祭り会場となる吉田神社やその周辺、打ち上げ花火の会場の豊川河畔周辺では、広域で交通規制があり、駐車場は用意されていません。
ですので、車で来場する場合は最寄り駅の豊橋駅周辺の有料駐車場を利用して下さい。
西側に、割りと収容台数の多い駐車場がありますよ。
<公共交通でのアクセス>
・JR、名古屋鉄道(名鉄) 豊橋駅下車 徒歩約20分
・路面電車 一般席:豊橋公園前電停下車 徒歩すぐ / 桟敷席:札木町電停下車 関屋町信号交差点渡ってすぐ
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豊橋祇園祭の見どころ
7月21日に執り行われる豊橋祇園祭発祥の手筒花火は、ぜひとも見ていただきたいと思います。
吉田神社での奉納となるのですが、祭りの2ヵ月ほど前から準備が始まります。
孟宗竹の切り出しから始まり、それに火薬を詰めて作られます。
これを氏子がお腹の辺りに乗せたり、脇に抱えたりして打ち上げます。
勢い良く火が上がり、火の粉をかぶりながら行われる様は圧巻ですよ。
尚、吉田神社で奉納花火を観覧する場合は、場所取りはできません。
見学者の安全を考え、一定の距離をあけての打ち上げとなりますから、係の人の指示に従いましょう。
7月22日には打ち上げ花火では、約1万2千発が上がります。
コンクール花火もありますので、見応えのある花火大会になります。
有料の桟敷席が用意されています。
場所の心配なく観覧できますから、ゆっくりと落ち着いて楽しめますよ。
7月ですと、暑い中での観覧になりますが、それを避けるのならば別のお金の使い方で涼しく楽しむ方法もあります。
豊橋駅前にあるホテルで、最上階がレストランやラウンジになっているところならば、そこで花火を見ることができます。
中でも、30階にレストランがあるホテルアークリッシュは、花火が見やすいそうですよ。
少し会場から離れてはいますが、十分に楽しめるのがアピタ向山店の屋上です。
豊橋祇園祭で屋上が開放されるので、毎年人気のスポットです。
なにより、トイレや食べる物の心配なく過ごせるので、小さな子供さん連れのご家族におすすめですよ。
さいごに
前花火奉納で気になったのが子供連花火です。
豊橋で手筒花火を上げている知り合いがいるので確認したところ、子供連花火も手筒なのだそうです。
小さいうちから伝統行事に関わっていると、大人になっても豊橋祇園祭の時季が近づくと、そわそわしてしまうこともあるのだそうですよ。