角館のお祭り2018年の日程は?見どころやアクセス情報も

Photo: 角館祭りのやま行事 by kangxing xiaoye
秋田県仙北市角館町で毎年開催されている角館のお祭りは、国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統的なやま(山車などのこと)行事のお祭りです。
どんなところが見どころになるのか、またお祭りの会場までのアクセスや日程などの情報と合わせて紹介します。
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角館のお祭り2018年の日程
角館のお祭りは、例年9月7日から9日の3日間で開催されます。
2018年は、木曜日から土曜日の開催となります。
場所は角館町内各所となります。
詳しい案内図については、2016年のものしか確認ができなかったのですが、例年同じようですので参考として紹介します。
仙北市公式サイト 角館のお祭り 交通規制図(2016年版)[PDFファイル]
2018年版は、7月中旬時点では確認してませんが、次のところで掲載されると思いますので、出掛けようと思われたらば、念の為にチェックしてみて下さい。
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角館のお祭りとは?
角館のお祭りは、角館の町の鎮守として親しまれる、神明社と成就院薬師堂のお祭りが一緒になって執り行われているものです。
「角館祭りのやま行事」として、国の重要無形民俗文化財にも指定されていて、伝統的なものとして地域に伝わっています。
やまというのは、いわゆる山車のことです。
角館のお祭りでは置山と曳山があり、曳山は毎年組み立てられます。
見どころを紹介する項で詳しく記載しますが、曳山の練り廻しでは激突(山ぶつけ)が行われます。
8日の激突は「観光用激突」として行われます。
これは、場所や時間のすり合わせができていますので、突発的に起こる激突とは違うようです。
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角館のお祭りのアクセス情報
車でのアクセスについて
・大曲西道路 和合IC下車-国道13号-国道105号
日程の項で紹介している交通規制図の通り、角館駅周辺から広域で交通規制があります。
また、この図の中にあるように、有料と無料の駐車場がいくつかあります。
2016年のものですから、車で来場することを考えている場合は、行く前にサイトのチェックをしておいた方が良いかと思います。
公共交通でのアクセスについて
・秋田新幹線、秋田内陸縦貫鉄道、JR田沢湖線 角館駅下車
これも交通規制図の通りで、駅からすぐがほぼ会場になっています。
8日に予定されている観光用の激突を観覧するならば、案内の場所へと移動するだけです。
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角館のお祭りの見どころ
角館のお祭りの見どころは、なんと言っても曳山のぶつけ・激突です。
激突が発生する前状態としては、これから参拝へ向かおうとする「上り山」と、参拝を終えた「下り山」がすれ違う際、どちらが道を譲るかの交渉が行われます。

Photo: 角館祭りのやま行事 by kangxing xiaoye
その交渉が決裂すると激突となるのですが、通常は下り山が道を譲ることになっていますから、必ずしも激突になるわけではありません。
祭りは、8日に神明社の本祭りと薬師堂の宵祭り、9日に薬師堂の本祭りとなるので、最終日に2ヵ所目の薬師堂への参拝が終了した夜に起こりやすいです。
道を譲るなどの作法はあるものの、それに対する解釈は各丁内・個人で違いがありますから、交渉で事が済むこともあれば、町中ですれ違う時にちょっとでもぶつかると、交渉もなく激突が始まるといった場面に遭遇することもあるようです。
ただ、曳山は激突するために練り歩いているわけではありません。
あくまでも町の鎮守である2つの神社のためのお祭りです。
曳山には、武者人形などが載せられて、歴史上の出来事を演じることもしますし、踊り手や飾山囃子が乗り演舞も行われます。
ちなみに、飾山囃子は曳山にとって大事な役目があり、演奏されている曲によって上り山・下り山と判断できるのだそうです。
ほかにも、練り回しのための曲などもあります。
さいごに
地域で伝統的に守られているお祭りはたくさんあります。
角館のお祭りもそうですが、伝統的なお祭りのある町では、小さな子供でも役目が与えられることが多いように思います。
また、役職のようなものもあり、小さなうちから参加していると、「いつかあの役を」と憧れのような気持ちを持つようになるのかもしれません。
大人になり、町を離れたとしても、祭りの時期には帰りたくなりますよね。