ほうらい祭り2018年の日程は?見どころやアクセス情報も

石川県白山市の鶴来地区で毎年開催されているほうらい祭りは、白山市の無形民俗文化財に指定された、伝統的なお祭りです。
ほうらい祭りでは、どんなところが見どころになるのか、また開催日や会場、そこまでのアクセス方法などをまとめてみたしたので、お出掛け前にチェックしてみて下さい。
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ほうらい祭り2018年の日程
ほうらい祭りは、例年10月の初め頃に開催されています。
2018年の日程はすでに決定していて、7日(土)と8日(日)の2日間で12時から22時までの開催となります。
場所は旧鶴来市街地で、神輿渡御や造り物と呼ばれる大きな人形を乗せた物で、街中を練り歩きます。
町の鎮守である金剱宮(きんけんぐう)の秋の例大祭ですので、賑やかなのはもちろんですが、出店もたくさん並んで正に秋祭りの2日間を楽しめます。
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ほうらい祭りとは?
ほうらい祭りの由来をみると、約800年まで遡ります。
平安時代にあった「鹿ケ谷の陰謀」とういう出来事の中で、「白山事件」という騒動が祭りの発端であるとされています。
この白山事件では、加賀の国司に近藤師高が就任した際、白山の末寺を焼き払ったのですが、これに僧侶が激怒し、大衆が神輿を担いで京へと強訴する自体にまでなりました。
この騒動は、近藤師高を尾張へ配流することで収束しましたが、神輿に向かって警備の矢が放たれるなどし、死者が出るほどの惨事となった中、強訴に出た金剱宮の神輿は唯一無事に帰還した神輿で、そのことを祝って執り行われるようになったのが秋季例大祭だと言います。
神輿渡御と、邪気払いの棒振りとして獅子方、そして金剱宮の神様に感謝を表す大きな人形の造り物で2日、街を練り歩きます。
1970年ころからは、観光祭りとして「ほうらい祭り」という通称で行われるようになります。
例大祭が執り行われるほうらい祭りは、10月2日そして3日・4日で開催されていたのですが、だんだんと祭りに参加できる人が減っていき、2000年からは10月初めの土曜・日曜で行われる形になりました。
例大祭自体は、変わらず2日に行われます。
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ほうらい祭りのアクセス情報
車でのアクセスについて
・北陸自動車道 白山ICを下車し県道8号線、国道157号線を経由して約30分
駐車場ですが、当日、無料で利用できる臨時駐車場が各所に用意されますが、9月時点ではその場所についての確認は、残念ながらできませんでした。

Photo: DSC09188 by MASHIRO shiraume
白山市や観光情報のサイトで案内があるかもしれませんので、そちらへのリンクを下記に紹介します。
祭り開催日が近づいてきたころに確認をしてみて下さい。
公共交通でのアクセスについて
・北陸鉄道石川線 鶴来駅下車しすぐ
祭りの期間中、交通規制のある時間帯がありますので、会場周辺は車での出入りは基本的に出来なくなる場所もありますので、できれば公共交通での来場がおすすめです。
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ほうらい祭りの見どころ
ほうらい祭りで見どころとなるのは、大きな造り物です。
高さ約5mにもなり、武将などが歌舞伎の登場人物で造られますが、観光要素もあるお祭りなので、マンガのキャラクターなども登場します。
それを車の荷台に乗せたり、神輿のように担いで街中を練り歩きます。
大きな人形が行き交う光景は、なかなかに迫力がありますよ。
実はほうらい祭りでは、雨になることがよくあるのですけれど雨天決行です。
ですので、雨具の用意をして行きましょう。
大勢の人が訪れますから、傘よりもレインコートの方が動きやすいと思いますよ。
さいごに
ほうらい祭りという名称の由来は、御神輿を担ぐ際の「よーほーらい」という掛け声だそうですが、他にもいくつか説があり、その意味をいろいろと考えてもらってもいいようにと、平仮名で「ほうらい」としてると言います。
その掛け声を会場で聞いてもらいたいところですが、同時に祭唄にも耳を傾けてみて下さい。
正調唄と替え唄があるのですが、替え唄がいわゆる放送禁止の用語も含まれているので、その場に行かないと聞くことができないそうですよ。