意外と知らない大晦日のこと。由来や意味って知ってますか?

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2016年も間もなく終わろうとしています。

2016年の最後の年と言えば、もちろん大晦日。

それは分かっていても、由来や意味を知っている人は少ないのではないでしょうか?ここでは、大晦日についてまとめてみました。

これを読めば、大晦日を迎えるのが楽しみになりますよ。

大晦日の由来や意味について覚えておこう

1年の季節を分け、1年の始まりに厄払いをする2月の節分も、今や恵方巻きを食べることくらいしか知らない人が増えていたり、某芸人がよく叫んでいますが、キリストの誕生日であるクリスマス(12月25日)は知っていても、仏教におけるお釈迦様の誕生日である灌仏会(4月8日)はどれくらいの日本人が知っているのでしょうか。

このように、祝日などになっている事で知っている代表的な日が大晦日ではないでしょうか。

大晦日が12月31日の1年で最後の日であることは誰もが知っていますが、その由来や意味を知っている人はどれくらいいるでしょうか?もちろん、由来ですから、紅白歌合戦を見る日でもなければ、ましてやカウントダウンイベントに参加する日でもありません。

しっかりと、大晦日の由来や意味を覚えておきましょう。

大晦日の由来ですが、晦日というのが、月の最後の日という意味になります。

月末日ですね。

その集大成とも言うべき、12月の最期の日なので、大晦日と言うわけです。

ちなみに、晦日と言うのは、「三十路(みそじ)」=30代なんて言葉にもなっているように、晦=30と言う意味です。

三十路も晦路だったという事でしょうか。

旧暦の場合、31日はなく、基本は30日なので、晦日=30日というところに由来があるのです。

なお、29日が最後の月に関しては、九日晦日(ここのかみそか)と言われていたそうです。

それもあり、今の12月31日など31日では(大)晦日ではないという人もいて、「おおみそか」ではなく、「月ごもり」が訛った「おおつごもり」と言う人もいるそうです。

大晦日の過ごし方・大晦日にやること

では、大晦日には本来の形ではどんな過ごし方をするのが正しい過ごし方なのでしょうか?当然、電気などなかった昔の時代では、カウントダウンを祝うなんてあり得ませんからね。

年越しそばを頂く

最も有名な大晦日の過ごし方が、やはり年越しそばを食べるものではないでしょうか。

この日だけでは、深夜まで蕎麦屋さんが営業しているお店も少なくないですよね。

蕎麦は伸ばして細長く切って食べることから、いつまでも長生き=長寿を願うと言われています。

年の湯に入る

毎日、基本お風呂に入る人でも、大晦日のお風呂タイムは、1年を振り返り、心も体もきれいさっぱりにして、新しい年を迎えると言う意味があります。

掃き納め

大掃除は、事前に行ったと言う人でも、大晦日にササッとでも掃除をすると良いでしょう。

上記の年の湯同様、きれいに新年を迎えると言う意味もありますが、正月三が日は、掃除をする(掃いてしまう)と、神様を履き出してしまうという意味から掃除をしないとも言われているからです。

除夜の鐘を聞く

人間の煩悩の数と言われている108回、お寺の鐘を鳴らす除夜の鐘。

「ゆく年くる年」でテレビ越しで除夜の鐘を聞くのも良いですが、都心でも多くの地域が、家を静音にすれば遠くからでもボーンと除夜の鐘が聞こえてきますよ。

それを聞きながら、2016年の垢を取るのも、気持ちよく年が越せそうですね。

ちなみに大晦日を英語では何と言うの?

では、大晦日の英語で言うとどうなるでしょうか?これ、意外と知らないワードなのですが、知ると「なるほど」ってなりますよ。

ズバリ、大晦日は「New Year’s Eve」です。

そう、クリスマスの前日だから12月24日は「Christmas Eve」。

だから新年(New Year)の前日だから「New Year’s Eve」。

あまり、英語圏には、新年は祝っても、年の最後を祝ったり、考えたりすることは昔からしなかったのかもしれませんね。

さいごに

いかがでしたでしょうか?三十路と、大晦日が元々は、同じ30から来ているのはちょっと意外でした。

カウントダウンイベントで騒いで年を越すのも悪くないですが、日本古来の風習に乗っ取って、その年の煩悩を落として、リフレッシュして新年を迎えるのも良いですよ。

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