インフルエンザの症状が軽い場合の治療法は?ほっといていいの?

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インフルエンザというと40度近い高熱が出て、全身の強い倦怠感にさいなまれる印象があります。

ですが、そこまでの症状が出ていなくて、ただの風邪だと思って病院に行ってみたら実はインフルエンザだった…ということも。

インフルエンザのタイプ、いわゆる「A型」や「B型」によって症状は多少異なるため、素人判断が難しい場合があります。

インフルエンザの症状が軽いときの対処法を見ていきましょう。

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インフルエンザが軽いときの症状とは?

インフルエンザには、A型・B型・C型の3つの「型」がありますが、インフルエンザと気づきにくいのはB型です。

ここでは、それぞれの症状を簡単にご紹介しますので、ご自身の症状の参考にしてください。

A型

「インフルエンザ」と聞いてまず思い浮かべるのが「A型」です。

高熱が出て関節痛がひどく、大変苦しいのがこれです。熱は高いですが、1日程度で収まります。

非常に変異性が高く、パターンが144種類あるので、予防接種を受けていてもそのパターンにヒットしないワクチンの場合は、ある程度症状が出ます。

予防接種を受けているのに、ある程度高い熱が出て全身に倦怠感を覚えるような場合は、A型を疑って受診をおすすめします。

B型

次に「B型」ですが、これは気付きずらい理由でもあるんですが、あまり高い熱が出ません。

腹痛など、消化器系に異常が出るので、いわゆる「お腹の風邪」に似ています。

そのため、インフルエンザと気づかずに過ごしてしまうことがあります。

A型と異なり、パターンは2種類しかないため、通常大流行するものではありませんが、感染力は強く、熱が下がってもウィルスが身体に長く残存するため、知らない間に周りの人にうつしてしまう可能性が高いです。

熱が出て苦しくなければ日常生活が送れますから、気づきにくいんですね。

人によっては、まったく熱が出ないこともありますので、注意が必要です。

・熱があまり出ないが、長く下がらない
・消化器系に異常がある

以上のような場合は、インフルエンザB型を疑って、念のために医療機関で受診した方がいいでしょう。

C型

「C型」は免疫力が弱い小児がかかりやすく、症状も「風邪かな?」程度のものです。

更に一度かかれば抗体ができますのでその後かかることはありません。

インフルエンザの症状が軽いときの治療方法は?

上記のとおり、あまり熱が出ないインフルエンザB型は単なる風邪っぽく、あるいは予防接種を受けているため、B型にかかっても軽く済む場合があったりもします。

しかし、自分が苦しくなければいいやと思うのではなく、周囲の人にうつしてしまう可能性を考えて、きちんと医療機関を受診して検査してもらいましょう。

ただし、あまり早く受診すると検査で陰性の反応が出たり、そもそもインフルエンザの検査をしない場合もあります。

これは、発熱からある程度(6時間から半日ほど)時間が経たないと、ウィルスの数がまだ少なく、きちんと結果が出ない場合があるからです。

一般的な医療機関では、発熱から12時間経過したところでインフルエンザの検査を行います。

そこで陽性と判定されたら、もし症状が軽くても、インフルエンザはインフルエンザです。

処方される薬はタミフルやリレンザなど、いわゆる特効薬になります。

解熱剤や鎮痛剤が出る場合もあります。

たいして苦しくなくても、処方される薬をきちんと使って、周囲への感染を防ぎましょう。

おわりに

インフルエンザの症状が軽い場合は、主にB型にかかっている場合と予防接種を受けた状態でインフルエンザにかかった場合の2つに分けられます。

あまり熱が出ないけれど何となくだるい、熱はないけれど胃腸の調子が悪い、という場合は、インフルエンザを疑って医療機関を受診してください。

その際は必ずマスクをし、周りの人にうつさないように心がけてくださいね。

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