「君の名は。」で話題!組紐ブレスレットって自分でも作れる?

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2016年の話題の映画は?と聞かれれば、間違いなく上位に位置するのが、「君の名は。」です。

アニメ映画で、リピート観賞するファンも多く見られました。

その「君の名は。」で、ストーリーのキーアイテムとなるのが組紐なのですが、これがファンの間でもブームとなり、自分で組紐ブレスレットを作りたい!という声も大きくなっています。

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組紐とは?

では、まずは組紐についてをお話ししましょう。

これは、映画で登場する架空の小物というわけではなく、日本で昔から作られ、愛用されてきた物なのです。

仏具や経典などをまとめる飾り紐として、仏教と一緒に渡ってきました。

それが生活の中でも使われるようになり、組帯として男女の正装にもなりましたし、豊臣秀吉により伝統工芸品として認められて、専門に編む職人も出てきます。

江戸時代には、組紐を編むための内規台が登場し、これにより複雑な模様も編めるようになり、また、絹糸を使用することで芸術的な美しい物が余れるようになり、女性の中では帯留めとして流行しました。

男性は、特に武士の間で刀剣の飾り紐として広まるようになり、より美しい物を選ぶことで、美的な面をアピールするアイテムにもなりました。

編み方としては、角打ち紐・平打紐・丸打紐と大きく分けて3種類ですが、それにもさまざまな手法が加わることで40種類くらいにまでなります。

更に模様なども加わると、3千種類を超えるというのですから、奥が深い伝統工芸品ではないかと思います。

「君の名は。」の組紐が公式サイトで発売

映画のヒットにより、ファンの間で「組紐が欲しい」という声も多くなり、「君の名は。」の公式サイトでは、映画で登場する組紐と同じ物を商品化し販売しました。

生絹100%で、映画で出てきた組紐の編み方・模様ともなれば、「欲しい!」という声も多くがあり、実際、予約が殺到で大変なことになっていますが、嬉しい状態にあるようです。

一方で、その技術や限定品とはいえ、12,000円と高額であることで、購入したくてもできないファンも少なくありません。

それでも、主人公たちのように、髪を結びたい!ブレスレットにして身に着けたい!彼氏・彼女とお揃いで!と思う気持ち、どうにかならないかというところですよね。

組紐って自分でも作れるの?

まるっきり映画と同じ物…とはいかないでしょうけれど、色を同じにということならばと、組紐を自分で編むファンも実はいるんですよ。

映画がヒットする前から、日本の工芸品として海外でも人気があった組紐は、自宅で手軽に編めるように、編むための台も手芸用品として販売されています。

また、マニュアル本も結構充実しているのですが、最近の人気で通販でもかなり売れているようです。

本格的にやりたい人には、道具類も購入することができて、組紐を編むワークショップを開催している団体が割とあるので、そういったサイトを覗いて検討してみるのも良いのでは。

・参考までに 安達くみひも館 http://adachikumihimokan.com/index.html

まずは簡単にというならば、組紐ディスクというものが千円以内で販売されていますので、それと糸を購入して入門的に始められてはどうでしょうか。

この組紐ディスク、段ボールなどの厚紙ででも作ることができますよ。

糸はとりあえず刺しゅう糸を何色か購入し、それでお試しも悪くありませんね。

組紐らしさを出すなら糸は生絹ですが、ししゅう糸でも雰囲気は十分につかめますし、慣れてきたらいろいろな糸で編むと違う感じになって楽しいかなと思います。

さいごに

2016年に話題となったテレビドラマといえば、大河ドラマの「真田丸」も、「君の名は。」と同様にトップクラスではないかと思うのですが、この中に真田紐というものが出てきますが、こちらも組紐の1つとなります。

ただ装飾品としての編み方となる組紐に対し、縦糸・横糸で織る真田紐は伸びにくく、合戦などでも使用できる実用品として、武将の間に広まっていきました。

織るタイプと言えば、一時大変なブームになったミサンガも、やはり組紐の1つとなります。

こちらは願掛けで使用する人が多かったのですが、「君の名は。」の組紐にもそんな要素があり、自分で作るのも良さそうですね。

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