お彼岸の意味や由来を教えて!いつからいつまでがお彼岸なの?

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お彼岸だからと、何かを作って出掛けて行く…そんな年配の方の姿を見たことがありませんか?一体どこに出掛けているのか、そもそもお彼岸は何なのかなど、知らないことも多いですよね。

そこで、お彼岸に関するよくある疑問を3つピックアップし、それに答えてみました。

日本独自の行儀の1つなので、この機会に覚えてくれると嬉しいです。

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お彼岸の由来は?

まずは彼岸とは何であるかからです。

日本の暦では、季節を表した物がありますね。

例えば小正月などの節句、春分などの二十四節気のことですが、更には雑節というものがあり、この中に彼岸があります。

彼岸は、3月と9月で年に2回あり、春分の日と秋分の日を中日にして、前後3日間ずつの1週間が、年配の方が言う「お彼岸」にあたります。

では彼岸という言葉の由来ですが、主に南アジアや東南アジアで広まった古代語の1つ・サンスクリットで、パーラミタという言葉がありその意訳とされています。

パーラミタは漢字で書くと「到彼岸」となるのですが、この言葉の意味としては、「煩悩に満ちた現世を離れ修行を積み、さまざまな煩悩を乗り越え悟りの境地に達した世界に到達する」ということです。

つまりは彼岸は仏教用語で、日本では煩悩を超えた世界=仏の居られる世界というのが一般的な解釈となり、お彼岸にはそんな世界へと到達された先祖を思う日として伝わっています。

2018年のお彼岸はいつ?

2018年のお彼岸はいつなのかと言いますと、先の項でも触れているように春分の日・秋分の日を間にした前後3日の1週間ずつとなります。

ですので、3月20日の春分の日の前後3日間である3月17日に彼岸入りをし、3月23日で彼岸明けとなります。

これを春のお彼岸と言います。

そして、9月23日の秋分の日の前後3日が秋のお彼岸となりますから、9月20日が彼岸入りで9月26日までとなります。

お彼岸には何をするの?

お彼岸には、具体的にどんなことをするのかと言いますと、まずはお墓参りはよく聞かれるのではないでしょうか。

ニュースなどでも、春のお彼岸や秋のお彼岸で日本各地でお墓参りに…という物が、風物詩的に紹介されますよね。

春分と秋分の日は、太陽暦としてもお日様が真西に沈む日として、特別な日でもあります。

お彼岸が仏様の世界を思う日として広まった日本では、同時にご先祖様のことを思い、お墓の掃除もしてお参りする習慣となったわけです。

また、家ではお仏壇や仏具の掃除をしたり、朝晩に燭台に灯りを点けてお線香をあげます。

さらには、果物やお菓子などのお供えもします。

ところで、お彼岸にはおはぎを作り、皆で食べた覚えがある人もいるのでは。

これは、小豆の色に厄災を払う力があるとされているからなのですが、春のお彼岸のおはぎは「ぼたもち」と呼ばれ、おはぎは秋のお彼岸の物なんです。

ぼたもちは漢字だと牡丹餅で、おはぎはお萩となるのですが、これはそれぞれ春と秋を象徴する植物ですよね。

それぞれの花を小豆の粒に見立てて、そういう名称がついたのです。

さいごに

「暑さ寒さも彼岸まで」というたとえがありますが、春の彼岸を境に冬の寒さが、秋の彼岸を境に夏の暑さが和らぐという意味です。

実際のところ、気象的にも彼岸を過ぎるとそうなることが多いそうです。

とはいえ、昨今は異常気象でそれも少し変化がみられるようになったようです。

特に秋のお彼岸でお墓参りに行く際は、暑さ対策や熱中症対策を忘れずにするのが、今の時代のお彼岸かもしれませんね。

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