生理痛がひどいのは病気?よくある生理痛と病気を3項目で解説

生理痛なんて、ほとんどの女性が経験する当たり前のこと、と言われていたのは昔のことです。
そこに病気が隠れていることもあるので、あまり“当たり前”と思わない方が良いこともあります。
では、よくある生理痛の理由も含めて、病気が考えられるひどい生理痛について、3項目で解説します。
よくある理由で改善しなければ病院へ行きましょう。
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よるある生理痛
まず血行不良からくるひどい生理痛があります。
これは、体を締め付けるような服装であることや、薄着で冷えからくるものがあります。
可能であれば、生理中は下着から服まで、少しリラックスできる物にしましょう。
緩めの服でも、首や腕・脚などの露出が多めだと、体が冷えやすくなります。
それは、大きな血管があり、そこが冷えると冷えた血液が循環することになるからなんです。
なので、そこは冷やさないようにして下さい。
あとはストレスです。
精神的なものはもちろんですが、生理中は肌が敏感になることもあって、普段なら気にならない痒みなどを感じてイライラすることもあります。
最近、少しブームになってきている物の中に、布ナプキンというのがあります。
痒みなどの肌ストレスが軽減されるそうですよ。
月経前症候群の可能性
生理中、ストレスにより起こる生理痛もありますが、イライラするなどの気持ちが生理前からある場合は、月経前症候群の可能性があります。
早い人では、生理予定の2週間前からイライラや痒み、だるさなどの色々な症状を見せる月経前症候群は、ひどくなってくると通常の生活がままならないほど辛いことがあるようです。
正直、月経前症候群になっていない女性はいない、と言っても過言ではないほどに、この病気を経験している人は多いはずです。
そして、これこそ“生理は病気ではない”と言われるものでもあります。
生理前になると、コントロールできないほどに性格が変わってしまう…なんてこともあるので、イライラや憂うつが生理前から始まっている人は、一度病院で相談した方が良いかもしれませんね。
そのままの放置は、結果的にうつ病へと繋がる場合もあります。
“生理は病気ではない”という言葉に惑わされず、病気かもしれないと向き合うことも大事です。
月経困難症の可能性
ひどい生理痛に加え、経血量が多い・レバー状の塊が出てくるなどの症状が見られたり、頭痛や吐き気などがある場合は、月経困難症の可能性があります。
まず経血量が多い・レバー状の塊が出るなどがあるのは、器質性月経困難症と言われます。
これは子宮になんらかの病気があり、それでひどい痛みを伴う生理痛となります。
考えられるのは子宮筋腫で、ここに作られた子宮内膜が剥がれる時に痛みが大きいようです。
経血量が多いというのは、例えば昼でも夜用ナプキンを使わなければならないほど、頻繁にナプキンを変えるようなら多い方です。
頭痛や吐き気などを伴う生理痛は、機能性月経困難症と言われます。
この場合は、子宮内膜を作る段階で分泌される成分が、過剰分泌されることでひどい生理痛も引き起こしてしまうようです。
機能性の場合は、低用量ピルや鎮痛薬で生理痛の緩和をさせることができますから、これも一度病院で相談してみると良いでしょう。