一心行の大桜の見頃はいつ?見どころは?

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春が近づいてきて、そろそろ計画しなくては…となるのが、桜の花見ではないでしょうか。

どの地域にも、花見の名所や桜の名木がありますよね。

熊本県の阿蘇村にある、一心行の大桜も地元だけではなく全国にファンのある桜の名木で、春になると毎年約20万人もの観光客が訪れます。

では、一心行の大桜について調べてみましたので、ご紹介しましょう。

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一心行の大桜とは?

一心行の大桜があるのは、熊本県阿蘇郡南阿蘇村中松です。

樹齢400年を超える一心行の大桜は、かつて地域を治めていた峯伯耆守惟冬(みねほうきのかみこれふゆ)が戦に敗れた際、弔いのために植えられた菩提樹として知られています。

この地に桜を植えた妻や子供たちは、御霊を弔うために一心に行をおさめたということから、一心行と名付けられました。

一心行の大桜は、何度か自然災害の被害を受けています。

昭和の初めには落雷があり、その幹が6つに裂けてしまいます。

反面、これによりドーム型に広がる見応えのある大木となったところもあります。

2000年に入ってからは台風の被害を受け、現在はM字型になっていますが、枝の広がり見事な状態にはあります。

ただ台風の影響により、幹の空洞化や腐食が進み、決して良い状態ではないのですが、それでも幹周り約7.35m、樹高約14m、東西に21.3m、南北に約26mの大きな樹には桜の花が咲き、多くの人に感動を与えるほどの存在感となっています。

一心行の大桜の見頃はいつ?

一心行の大桜は、例年3月下旬から4月上旬に開花となっています。

この時季の九州地方は、12月から2月までの気温で開花時期が左右されます。

開花してからは、1週間から10日くらいで満開にまでなりますから、見ごろを外さないようにしたいですね。

また、一心行の大桜の周りには、たくさんの菜の花に囲まれていて、桜の開花と同時期に開花します。

一心行の大桜は、ヤマザクラであるためか、ソメイヨシノよりは分かりやすい薄いピンク色です。

そこに黄色い菜の花が取り囲むように咲き、ちょっと離れたところから見ても、その色合いは心を和ませる感じがあります。

一心行の大桜の見どころは?

一心行の大桜がある一心行公園は、通常は9時から17時まで開園されていますが、満開から3日間は19時から21時までライトアップが行われます。

ただ、樹齢400年以上にもなりますから、天候などで中止される可能性もあります。

また、ライトアップは人気があるものの、その開催時期が満開から3日間と曖昧ですし、それが平日であっても行われますから、「せめて週末まで」という声があるのも確かです。

それも老木ゆえのことなので、これからも長くその花を楽しめるようにするためのこととして、協力する気持ちで観賞しに行くようにして下さい。

遠方から、満開のライトアップ時期を狙っての来園は、正直無理がありそうですけれども、時間の調整をしやすいのであれば、開花時期に合わせて開設されるテレホンサービスを活用してみてはどうでしょうか。

・桜情報テレホンサービス 0967-67-3321(3月中旬~4月中旬)

3月下旬から4月上旬の日中には、南阿蘇桜さくら植木まつりが開催されています。

こちらでは、植木・物産市やコンサートなどが行われているので楽しめますよ。

一心行の大桜のアクセス情報

車でのアクセス

・九州道熊本IC→国道57号・325号経由 約1時間
・九州道益城熊本空港IC 約1時間

駐車場についてですが、お祭りが開催されている期間中は、臨時の駐車場も含めて500台分のスペースが設けられます。

料金についてですが、2016年までは乗用車500円二輪車200円で一日駐車が可能でしたので、変更点がなければこれを目安にしておくと良いでしょう。

公共交通でのアクセス

・南阿蘇鉄道 中松駅で下車し徒歩約15分

祭り期間中で、土日曜日にはかなりの混雑が予想されます。

小さな子供さん連れですと、公園に辿り着くまでの混雑で大変かもしれませんから、早めに移動されて広い公園で遊びたいところですね。

さいごに

九州地区、しかも南の方にもなると、花の見ごろはあっと言う間に過ぎ去ってしまう感があります。

一瞬の美しさをしっかりと見たいものですよね。

でも、春の美しさは、他にもたくさんあります。

一心行の大桜の周辺にも、川や山の見どころがたくさんありますから、泊りがけでゆっくり巡ってみるのも良いかもしれません。

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