就職の保証人は誰にたのめばいいの?見つからない場合は?

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就職先が決まったのですね!おめでとうございます。

早速、会社からあなたの「身元保証人」が求められることがあると思います。

身元保証法という法律があり「身元保証人」は負わなければならない責務があります。

その内容とは?また、だれに頼めばいいのか?見つからない時の対処方法などを解説します。

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就職の時になんで保証人が必要なの?

採用して間もない人はまだ会社との信頼関係が築かれていません。

あなたがもしかすると会社のお金を使い込んでしまったり、仕事で得た内部秘密などの情報を漏洩してしまったりして重大な損害を出すかもしれません。

そして、あなたが逃げてしまうかもしれませんよね?将来の事はそこで、保険として「身元保証人」に補填を約束させておくための契約をむすんでおくのです。

「身元保証人」とは、あなたが信頼できる人物として身元を保証してくれる人の事でもあります。

そして、あなたの仕事に対する姿勢の監督義務も含まれています。

会社と「身元人」であなたに対する「身元保証契約」を結びます。

身元保証人には本人の就業態度の監督の義務もあります。

万が一あなたが背任行為や会社のお金を横領した場合など身元保証人にも責任を問われます。

しかし実際には会社に損害を与えてしまったとしても、故意でなければ損害賠償で多額の金額を請求されるようなことまで発展することはまれです。

減給などの処置で本人に責任をとらせることが常です。

あなたが年月をかけて信頼関係を作ることが出来れば大丈夫です。

法律では身元保証人が責務を負う期間は3年とされ、上限でも5年です。

あなたが会社に損害を与えてしまって行方不明になってしまったなどの状況にならない限り、身元保証人にお金の請求が行くことはまずありえないことと考えて良いでしょう。

※かりに身元保証人はあなたが会社に損害を与えてしまった場合で損害額の支払いを命じられたとしても、身元保証人の責務範囲は発生した損害額の2~3割程度が相場です。

就職の時の保証人は誰にたのめばいい?

に頼むのが一般的ですが、親戚兄弟友達でも大丈夫です。

「身元保証契約」は金銭を保証するための契約でもあるので、働いていて所得のある人物の選定を求められることがあります。

会社によっては親が年金生活者などの場合は、友達などの所得がある人物の方が良いとみなされることもあります。

各企業によっても条件が異なるので、就業先に確認しましょう。

人物を確実に特定するために身元保証人本人の「印鑑証明」の提出が必要になることもあります。

もし保証人が見つからない場合は?

親や親戚、兄弟に頼めれば良いのですが、会社によっては所得のある人間とか、身元保証人は2名必要など厳しい条件の場合があります。

友達や会社の上司などに頼まなくてはらないとなると、かりを作ってしまうようで気が引けますよね。

身元保証人を立てることを拒否することも出来るのですが、会社も必要があってのことです。

保証人を立てられないことでせっかく就職できたのに採用を取り消されてしまったらくやしいですよね?
そんな時は「保証人代行サービス」があります。

金額は3万円~かかるようです。

信用のおける会社を調べて頼んでみる方法があることを覚えておくと安心ですね。

さいごに

身元保証人は、アルバイトやパートをする時でも必要な場合があります。

営利を営む企業にとって金銭的なトラブルの保険の様なものです。

「身元保証人」がいるからと言って自分の仕事に対する責務から逃れることは出来ません。

企業では、従業員に“身元保証人に迷惑を掛けないようにまじめにしっかりと働く”という意識を高めてもらおうという意図があることを覚えておくと良いですね。

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