岐阜の高山祭2018年の日程は?見どころやアクセス情報も

「飛騨高山」で観光地として有名な岐阜県高山市は、400万人を超える観光客が訪れる年もあるほどで、飛騨の小京都と知られます。
そんな高山市のお祭りとして知られているのが高山祭なのですが、国の重要有形民俗文化財・重要無形民俗文化財と、2つの指定対象となっている日本でも5例しかない祭りの1つです。
どんなお祭りか調べてみました。
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岐阜の高山祭とは?
日本三大曳山祭と日本三大美祭に選ばれる高山祭は、実は春と秋の2回あります。
春の高山祭は日枝神社の例祭として、秋の高山祭は櫻山八幡宮例祭として執り行われます。
その総称として高山祭と呼ばれますが、地元は「春の山王祭」「秋の八幡祭」とも言うそうです。
今回ご紹介するのは春の高山祭の方ですが、どちらも16世紀後半から17世紀に始められたものが起源となっています。
高山祭で注目したいのは、高さ10mほどもある山車。
高山の地区では、屋台と呼ばれます。
この屋台は、各町内の屋台蔵に保管されていて、春には12基・秋には11基登場するのですが、合わせて23基の屋台が重要有形民俗文化財に登録されています。
それぞれに、屋台囃子を奏でたりからくり人形の芝居が披露されたりと役目があり、揃って曳き揃えなどがされる屋台行事が、重要無形民俗文化財に登録されています。
1つの祭りで、有形・無形の民俗文化財に指定されるのは日本でも5例しかなく、高山祭はその1つであり、大変貴重な物を目にすることのできる祭りだと言えます。
豪華な装飾がなされているため、雨天ですと中止になるのですが、屋台蔵に入っている状態の物を公開してくれるのだそうです。
高山祭2018年の日程
春の高山祭は、紹介しました通り日枝神社の例祭として執り行われますので、毎年4月14日と15日と決まっています。
2018年は土曜・日曜での開催となりますので、前日から高山へ行く観光者もいるのではないかと思われます。
祭りは、両日ともに終日行われているのですが、「これを目当てにしている」と観光者が言う4つの行事に関しては、2016年は下記のタイムスケジュールでありました。
屋台曳き揃え
・14日 9時30分~16時頃
・15日 9時30分~16時頃
からくり奉納
・場所 お旅所前
・14日 11時頃と15時頃の2回
・15日 10時頃と14時頃の2回
御巡幸(祭行列)
・14日 13時日枝神社出発、16時頃お旅所到着
・15日 12時30分お旅所出発、16時頃日枝神社到着
夜祭
・14日 18時30分出発
それぞれに、コースや会場などがあるのですが、それに関しては2018年の情報はまだ公開されていませんので、下記サイトにて確認されることをおすすめします。
高山祭の見どころ
屋台曳き揃え
12基の屋台が勢ぞろいして、街中を引き揃えられる行事です。
2016年は、14日に神楽台・三番叟・龍神台・石橋台という4基の屋台がお旅所前に、他の8基は神明町通りに揃いました。
15日は、お旅所前4台・本町一丁目2基・さんまち通り6基でした。
2018年の揃う場所などについては、上項で紹介している高山市公式観光サイトで確認してみて下さい。
1か所に数基の屋台が揃うだけでも迫力がありますが、これらが街中へと曳かれ、行き交うのですから、その箇所では大勢の人が待ち構えることとなります。
からくり奉納
三番叟・龍神台・石橋台の3屋台による、からくり奉納が行われます。
熟練の綱方が何本もの綱を操り、巧みな動きを見せるからくり人形に注目です。
1回の上演は50分なのですが、こちらも大変人気があるので会場が混雑することもあります。
その場合、場所への侵入を制限することがありますので注意して下さい。
御巡幸(祭行列)
御神輿を中心として、獅子舞や闘鶏楽(とうけいらく)、警固など数百名の大行列です。
裃姿など、昔の出で立ちで行列に加わる人もいるので、さながら時代絵巻のようです。
発着場所となる日枝神社とお旅所は、やはり大勢の人が待ち構えているのですが、中には行列について歩く人もいるのだとか。
夜祭
100個の提灯を点けた屋台が街を巡行し、それぞれの屋台蔵へと帰っていく行事です。
順に巡って行き、蔵へと帰る時には「高い山」という曳き別れ歌を歌いながら行われます。
巡行の道では、周りの明かりも少し暗めにするところもあり、その中で提灯明かりに浮かび上がる屋台は、昼間のそれとは違った姿を見せてくれます。
高山祭のアクセス情報
車でのアクセス
・関東方面の場合
中央自動車道および長野自動車道-松本IC下車-国道158号平湯温泉方面-高山駅
・関西方面の場合
名神高速道路一宮ジャンクション-東海北陸自動車飛騨清見インターチェンジ-
中部縦貫道高山インターチェンジ下車-一般道経由-高山駅
祭り期間、巡行が執り行われることにともない交通規制がありますので、祭り会場では車での移動はされない方が良いと思います。
2016年のものですが、交通規制の箇所と駐車場についての案内がありましたので、参考までに確認してみて下さい。
こちらで、駐車場の確認もできます。
参考:高山市街交通案内図
公共交通でのアクセス
・関東方面の場合
東海道新幹線-名古屋駅下車-JR高山本線特急ワイドビューひだ号乗車-高山駅
北陸新幹線-富山駅下車-JR高山本線特急ワイドビューひだ号乗車-高山駅
・関西方面の場合
東海道新幹線-名古屋駅下車-JR高山本線特急ワイドビューひだ号乗車-高山駅
JR大阪駅 特急ワイドビューひだ号乗車-高山駅
さいごに
2018年は、お祭りとは別の4月29日・30日の日程で、ユネスコ無形文化遺産登録を記念した「高山祭屋台の総曳き揃え」が開催される予定となっています。
このイベントでは、春・秋の屋台23基が勢ぞろいして曳き揃いがされるとのこと。
春・秋の屋台が揃うのは、なんと55年ぶりなんだそうです。
こちらも見てみたいですね。
以下にお知らせがあります。
参考:飛騨高山観光公式サイト