有田陶芸市2018年の日程は?見どころやアクセス情報も
昨今は、SNSで自分の作った料理を写真で公開する人もいますよね。
主役は料理だけれども、見栄えも考えて、器を気にしているなんてこともあるようです。
そんな人にもおすすめなのが、佐賀県にある有田町の有田陶芸市。
そう、あの有田焼の町で行われる、人気のイベントなんです。
その人気のポイントを調べてみました。
[ad-kiji-1]
有田陶芸市とは?
有田焼の歴史の始まりは17世紀。
朝鮮人の陶工である李参平らにより、泉山といる場所で磁器の原料・陶石が発見され、日本で初めて磁器が焼かれました。
これ以降、磁器の生産が盛んになり、谷あいに「有田千軒」と呼ばれる町並みが形成されました。
この有田焼自体、物によっては国の重要文化財に指定されるような物もありますが、陶石が発見された泉山磁石場は国指定の史跡に。
有田千軒の町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
そんな伝統的文化である有田焼をもっと身近に、そして有田の町を楽しめるイベントとしてあるのが、有田陶芸市というわけです。
実は有田陶芸市の起源となる催しも結構古く、1896年から始まった陶磁器品評会にあります。
その後、この品評会に合わせて、蔵ざらえ大売り出しも行われるようになって今の陶芸市となり、2018年で114回目となります。
有田陶芸市2018年の日程
有田陶芸市は、毎年4月29日から5月5日までのGW期間中に開催されます。
2018年は、4月29日は土曜日で、5月5日は金曜日となっています。
GWといっても連休にはならないという人でも、期間中の土日にお休みがある場合は、お出かけできるかもしれませんね。
また、連休での旅行を考えている人も、値打ち物・掘り出し物を見つけるのに良いかもしれません。
2016年の情報では、期間中にさまざまなイベントが企画されていました。
メイン会場となるJR有田駅からJR上有田駅区間沿いの道路は、9時頃から歩行者天国となります。
そこにある店舗では、売り出しも行われますが、かなり早くから始めるところもあるようですよ。
有田陶芸市の見どころ
有田陶芸市での楽しみといえば、何と言っても器の購入です。
有田焼と言えば、超高級品でなかなか手が届かないと思う人も多いでしょうけれど、この期間中にはちょっとキズが入った物や、色ムラが見られる物などいわゆるB級品も登場します。
B級と言っても、陶器としての品質で言えば高額な物と特段変わりませんから、普段使いのできる有田焼を探すならこの機会です。
ただ、売られている陶器類は有田焼だけとは限らず、それ以外の物も売られているそうです。
有田焼に拘るのであれば、そこは注意する必要がありますので、お店の人に聞いてみると良いですね。
2018年には、どんなイベントが開催される予定かはまだ公表されていませんが、毎年美味しい物を食べられるイベントもあります。
また、地域の鎮守である陶山神社(すえやまじんじゃ・とうざんじんじゃとも呼ばれる)では、陶祖祭という神事が李参平碑前で行われます。
2016年は5月4日10時から11時でした。
この陶山神社、磁器の町ならではなところが随所に見られるのですが、例をあげれば磁器製の鳥居や狛犬があります。
JR上有田駅が最寄り駅となるので、この機会に行ってみるのも良いのではないでしょうか。
参考:陶山神社公式HP
有田陶芸市のアクセス情報
まずは有田陶芸市の公式サイトを紹介します。
2018年1月時点では、2018年の情報はまだ公開されていないのですが、昨年の情報が閲覧できるようになっています。
時期が近づくと、2018年版に変更される可能性もあります。
アクセスに関する情報は、そのページへのリンクを紹介していきますが、イベントに関する情報も参考になるかと思いますのでチェックしてみて下さい。
参考:有田陶器市
参考:ガイドマップ(2016年版)[PDFファイル]
先の項でも少し触れていますが、有田陶芸市では期間中、歩行者天国になる時間帯があり交通規制が入ります。
そのため車で来場するならば、規制される箇所と駐車場をチェックしておいた方が良いかと思います。
公共交通での来場の場合も、JR有田駅が最寄りではありますが、広域で行われるイベントのため、巡回バスの利用をする方が見て回りやすいかと思います。
車・公共交通のアクセスや、町内巡回バスに関する情報は、まとめて下記のページにてチェックしてみて下さい。
参考:交通アクセス
さいごに
時期は外れてしまうのですが、見どころで紹介しました陶山神社は、この地域の桜の名所でもあります。
チャンスがあれば、そちらも楽しみたいですね。
昔の面影を濃く残す町の雰囲気も、歩いて味わって欲しいところです。
そう考えると、できれば泊りがけで有田陶芸市に行くと良いかもしれません。